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知り合いのミクを見に行ったら、『華原朋美、事務所から解雇』の話があがってた。
2chでもそのテーマで盛り上がってた。
ああ、好きだったんだけどな、華原。
小室氏と破局の後にたくさんのお薬に頼って依存性になり、仕事をドタキャンしまくって街を放浪してるらしくついに解雇。
あんぬの友人にも似たようなコがいた。
そのコも音楽が好きだった。普通の会社員しながらプロをめざしてた。
仮に、「智子」としよう。少しダークな話になるからブルーになりたくない人はお取り引きを。
智子は会社に憧れる先輩がいた。その先輩から自分と同じチームで長い仕事をしてもらいたいと誘われた。 大好きな先輩との仕事、毎日一緒に悩めて側にいられる。
智子に断る理由なんてなかった。
智子はその日から仕事にのめりこんでいった。仕事は土日関係なく出勤。土日は、大好きな音楽活動があったはずなのに仕事に打ち込む・・・
その大好きな音楽活動を蹴ってまでその先輩との仕事にのめりこんだ。
久しぶりにあんぬと会った彼女はふっくらとしていた。仕事が忙しいはずなのにこんなにまるくなって。
「聞いて、あたし、妊娠したのっ」
は?
「彼の子供なんだよ〜!超嬉しい!」
「ああ、幸せになるんだね〜。これでもうお母さんだね〜」なんて話したり。
「音楽はもういいの。だってお母さんになるんだもん」 「まあ、母親業がひとだんらくしたらまた復帰できるわなー」
そう話してたり。
それから半年位して、智子、もうおなかおっきくなったかな〜とか思ってまた会いたいな、おなかさわりたいな、そうだ!赤ちゃんのお洋服もプレゼントしたいな、男の子、女の子どっちだろう。 あんぬの方がルンルンだった。
でも最近連絡とれないんだなあ〜。色々忙しいだろね。
そんな矢先、高校の友人から、
「ねえ、智子の話聞いたー?中絶したんだって〜」
うそ・・・
なんで?あんなに幸せそうだったのに!
どうやら、智子の彼は子供はいらないらしく結婚も望まないらしい。でも仕事のパートナーとしてはいてくれないと困るから側にはいてくれるよう説得。 智子は泣き泣き中絶をしたようだ。妊娠がわかってあんぬに話した翌週のことらしい。
あんぬが話したいな、そう思ったとき、すでに二回目の妊娠をしていたようだ。
智子は、今までのことを全てメールしてきた。 「会って話をしよう」と言っても忙しいからと返され会いたい気持ちを膨らませるメールばかりが送られてきて。 「あたしが迷惑かけると仕事もうまくいかないから」 そう言い、中絶を終えたようだ。 一度、妊娠して中絶するとその後一週間位は赤ちゃんて、とてつもなくできやすくなるんだよ。 ほんとに智子はそれでよかったのかな。 大好きだった音楽、あと、一歩でプロになれるところだったのに・・・。
全て先輩に搾り取られ墜ちて。
先輩とチームを組んでとても仕事は充実していたようだ。長い話のはずなのに一年間という限られた計画になってしまっていた。 結婚をしたいと彼に言ってもその話題にはふれたくないようで。でも、ねばれば結婚できると、そんな日が来ることを夢見て智子は必死に色々なことと戦っていた。
一年が過ぎたころ智子が仕事を辞めた話を聞いた。 3回目の妊娠をしたが彼に断られ、体を壊して精神面を狂わして入院してしまったらしい。 そんか状況だから子供ももちろん中絶。
彼は?と聞いたら他の大きなプロジェクトのリーダーになって、学生時代から同じ趣味を持ち支えになってくれていた女性と結婚したらしい。 智子が退院して落ち着き始めた頃、自宅に彼からの結婚ハガキが届き再入院。
そのあとも何度か神経を病み、音楽に戻ろうとしたがもううまく歌えず諦めて・・
智子の人生だからあんぬは何も言えなかった。 嬉しそうに彼との性交の話をしてくれて、嫉妬する位幸せそうだったのに。
「どこも行けなくてもさー、仕事一緒だからこれだけでいーんだよ」 そう明るく話してた智子。 最後に聞いた話は、今は薬に頼りながら、東京に出て風俗がらみの仕事をしているとのこと。
好きな人といたいがばかりに夢をあきらめ、仕事に打ち込み、墜ちていった智子。 どこか華原と似ていた。幸せだったのかな。
少なくとも彼といた一年間は幸せだったんだろう、そう思いたい。
きっともう智子と会うことなはい。
でも、少しでも幸せでいたらな、そう思うこの頃です・・・。
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